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地域のイマ、とコレカラ…『第八回 とつか美術会 会長 堀江 忠男さん』

新型コロナウィルスによって戸塚の人々のイマがどのように変わったか、コレカラどうなっていくかインタビューを通じて見つめます。第8回目は、とつか美術会会長 堀江忠男(ほりえただお)さんです。

さくらプラザのギャラリーにて「第15回とつか美術会公募展」が2020年9月30日から10月5日まで開催され、その会期中にお話を伺いました。

 

 

―とつか美術会について教えてください。

平成18年(2006年)に創立した、戸塚地域活性化・文化向上を目的にイベントや展覧会を行っている美術団体です。

子どもから年配の方まで参加できる場をつくり、みんなで一緒に楽しめる地域の憩いの場を作りたいという創立メンバー全員の想いで立ち上げました。そのため、公募展の際には作品の審査をしません。どのようなジャンルの人でも発表の場を持ってほしいという気持ちで、洋画(油彩・水彩)・日本画・版画・水墨画・写真など、どのような作品でも受け入れています。

また、第1回公募展の時から会員全員の協力のもと、交流会・パーティーを開催し、たくさんの人を招いて“つながり”を作る活動を続けています。

とつか美術会創立当時は総合庁舎が別の場所にありました。戸塚駅西口開発の話が立ち上がった際には、当時の戸塚区の地域振興課とともに、横浜市民ギャラリーを参考に、さくらプラザ・ギャラリーの図面を引くところから参加しました。2013年に開館してからは、ここで毎年展覧会と交流会を開催し、現在に至ります。

 

―新型コロナウィルスの影響で変化したこと・終息後に行いたいことなどはございますか?

新型コロナウィルス感染症対策については、国が出した対策に則ってやっていきたいと考えています。今回の公募展も委員会で何度も話し合いを行い、検温器機や(人員整理のための)マイクを新たに購入して備えました。

終息後は是非、交流会・パーティーを再開したいです。そして、いろいろなところで戸塚のPRをしていきたいです。若干のアルコールが入るけれど(笑)。区長、館長、議員でも上下関係は作らずに、子どもから年配の人まで来ていただき、地域の遊び場になるといいです。お菓子やジュースを用意して待っているので、是非遊んで行ってほしいですね。

●第15回とつか美術会公募展 展示風景 (会期2020年9月30日〜10月5日) 

―さくらプラザに、文化芸術に求めるものはありますか?

いろいろな団体が発表をしやすいように、さくらプラザがイベントを積極的に企画してほしいですね。戸塚には芸達者な人たちがたくさんいます。以前、地区センターを貸し切りにして腹話術や、カラオケなどのイベントをやっていて、面白くてお客さんも満員でした。さくらプラザも立派なホールを持っているのだから盛大なイベントを是非やってほしいです。

そのためにも、さくらプラザのスタッフの中にイベント屋さんが一人くらいいるといいですね。地域を大切にしてチームワークを作って、地域に貢献するという目的のためにみんなで何かをやっていってほしいです。特に若者に頑張ってほしいと思っています。

来年は交流会ができるくらい新型コロナウィルスが終息するといいですけれどね。

来年も公募展を開催するので、頑張りましょう、共に!

 

(取材・文:石井 由里子/写真:勝間田 努)

取材日:2020年10月

戸塚区民文化センター さくらプラザ